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2024年08月06日 [不動産購入 横浜]
不動産購入 家族での話し合いで必要なこと
夫婦間でのコミュニケーションが物件購入の幸せに繋がる
こんにちは。ハマスタそば「売買専門不動産エージェント」AZU不動産の永岡です。
今日は、広島で平和記念式典が行われました。あの日から79年。
広島出身ということもあり、毎年この時期になると戦争について考えさせられます。
これだけ平和を訴えていても世界の至るところで戦争は続いており、一般市民や何の罪もない人が亡くなっている状況に心が痛みます。
同じ人間同士。傷つけずに解決できる方法はないのか?とても悩ましい問題です。
今日は、接客であった話をします。
横浜市内で中古マンションを検討しているご夫婦。子供が小学校に入学するまでに物件の購入を考えたいと相談がありました。希望の予算や今までの暮らしで気になっている点、新しい家に求めていることなどヒアリングをさせていただいていたのですが、答えるのは全てご主人様。奥様は緊張からか時々下を向いてあまり話をしません。
少し気になったので話の途中途中で奥様に話を投げかけるのですが、あっ、主人が良ければ私もそれで良いと思います。との回答。
物件の見学を終えて、ご主人は気にった様子。今後のスケジュールなどを確認させていただき、最終的な購入意思を確認したのですが、ご主人様が奥様に「本当に進めていいんだな?」と強く言い「だから私はいいって言ってるでしょ!」と怒り気味に奥様が返答。
ご主人様は「それでは進めるのでお願いします。」と言われたのですが、私は「やめておきましょう」と答えました。
一瞬、「何で?」という表情を見せたご夫婦ですが、「もう一度夫婦で話し合ってみます」という結論となりました。
なぜ、私が「やめときましょう」と答えたのか?それは、全然物件購入が楽しくなさそうだったからです。先の生活に幸せをイメージできなかったので断りました。一度冷静になって考えると気持ちが冷めるんじゃないか?という気持ちが不動産屋側に働くと少しでも契約に向けて進みがちなのですが、あえてストップをかける勇気も必要です。
こちらのご夫婦は、普段ご主人が仕事で出張も多く、あまり夫婦間での会話が出来ていませんでした。奥様が育児でどんな生活を送っていたのかが見えていなかったのです。ご主人様にとって暮らしやすい立地を求めていましたが、奥様はまったく別の欲しい理由があったのです。そこに気づかずご主人様が主導で動いていたことが楽しくなさそうに見えた原因でした。
日々の買い物、子供の送り迎え、地域のママ友とのつきあいなど奥様にとって必要とするニーズが受け入れられていなかったことが分かったのですが、物件を見に行く前に普段の生活、先に求める生活についてコミュニケーションを十分にとることは幸せな物件選びに欠かせません。
どのような点についてコミュニケーションを取るのか?をアドバイスさせていただきました。
心なしか奥様はホッとした顔をされていました。
物件購入は、家族間での十分な共通理解をもとに進めていく必要があります。
それぞれが相手を思いやり、バランスを取りながら物件の選定を行うことが先々の幸せな生活に繋がります。
なかなかうまく意見が合わない・・というお客様はAZU永岡に是非お話ください。
それぞれのお話に寄り添ういながら一緒に幸せのかたちを作っていきます。